感覚過敏な方は、天候の変化にとても弱いのではないでしょうか。
天候の変化に弱いと、季節の変わり目などに体調を崩しやすく、生活の質が下がって大変な思いをします。
頭痛がしたり、うつが悪化したり、動けなくなったり。
わたし自身がそういう、天候の変化に振り回される体質です。
ですが、天候の変化に弱いことがわかり、工夫をすることで、ずいぶん生活しやすくなりました。
その工夫の1つが「頭痛ーる」というアプリです。
この記事では、わたしの体験談やアプリについてお伝えします。
それぞれに合った工夫をして、生活の質を上げていきましょう。
そもそも気候の変化で体調は変化するのか
気象病をご存知でしょうか。
低気圧のときなど、気圧やお天気の変化で体調が悪くなる症状です。
わたしは10年くらい前に知りました。
それ以前から、雨の日や寒い時期に調子が悪いなと感じていましたが、当時は今ほど気象病のことは知られておらず、周りに話しても「気のせいじゃない?」と言われていました。
いやいや、気のせいじゃないから、と思ったのですが、感じない人には感じないのです。
今では気象病が少しずつ知られるようになって、理解が進んだなと感じます。
気候の変化で体調が変わらない人、理解できない人もいますが、わたしのように気候の変化に振り回される人も少なからずいます。
気象病の信憑性は?
健康な人には理解しづらい気象病ですが、わたし自身は実際にとてもつらかったです。
このつらさを見える化できないかと考え、データを取ることにしました。
毎日の体調や気分の浮き沈みを10段階評価にし、その日の気温、湿度、気圧も記録しました。
1年以上記録を取った結果、やはりわたしの体調・気分と気候は比例していました。
エクセルでグラフを付けていたのですが、同じような線を描きました。
当時のグラフの一部です。
ブルーとグリーンの気圧の動きと同じように、ピンクの体調・気分も動いています。
この結果には、データを取ったわたし自身がいちばん驚きました。
こんなにもあからさまに影響しているのか!と。
これ以来、お天気の悪い日には気をつけるようになりました。
どうやって対策するか
実際に、気候の変化によって体調や気分が変動することがわかったので、対策を取ることにしました。
アプリ「頭痛ーる」の使用と、体調の記録をしています。
頭痛ーる
「頭痛ーる」は、気圧予報アプリです。
登録した地点の気圧予報を見ることができます。
このアプリの便利なところは、大きく気圧が下がる前にプッシュ通知で知らせてくれるところです。(最近は、大きく上昇するときもお知らせしてくれるようになりました)
アプリを使う前は、天気予報を見て予測していました。
台風や大雨予報なら気圧が下がることを予想できるのですが、それ以外は難しかったです。
なぜか具合が悪い → もしかして気圧? → 気圧を調べる
という手順をふんでいたのですが、このアプリなら具合が悪くなる前に心構えができます。
具合が悪くなってから原因を探るのと、前もって具合が悪くなるのがわかっているのとでは安心感がぜんぜん違います。
マンガ「うつヌケ」にも同じように描かれていましたね。
ちなみに夫は偏頭痛持ちなのですが、やはり気圧の影響が大きいようです。
わたしは気圧が下がっている最中がいちばんつらいのですが、夫は気圧が下がる前がつらいようです。
人によってタイミングが違うんですね。
このアプリは無料で使えるので、気になった方はお試しくださいね。
体調の記録
また、体調のグラフは今でもつけています。
天候に左右されることは確実にわかったので省いていますが、その日の出来事などの3行日記と夕食を作れたかどうか、体調ポイントを記録しています。
データを取り、それを見ることで、自分の傾向と対策がつかめます。
天候のデータ以外も、さまざまに活躍してくれました。
記録を取ってみようというのも「うつヌケ」にありましたね。(見つからない人はカバーを外してみてください♪)
グッズやお薬に頼る
また、グッズやお薬に頼るという方法もあります。
現在は、上記の方法で何とかなっているので使用していませんが、ひどくなったら使ってみようと思っているものです。
最後に
以上が、わたしが実際に工夫している対策です。
地球で生きている以上、天候の変化は避けて通れません。
天候の変化に負けるのではなく、自分に合った対策を見つけ、少しでも楽になるよう生活の質を上げていきましょうね。