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うつの改善のために行動する。少しでも行動するためのコツ

少しでも行動するためのコツ

「自分を変える」「うつをなんとかする」と行動を始めて6年ほど。

その効果を日々実感しているので、今回は「行動するにはどうしたらいいか」「少しでも行動するためのコツ」をまとめました。

わたしの場合、コツコツと行動することで、すこしずつ生きづらさも減ってきました。時間はかかりますが、着実に一歩ずつ前に進んでいます。

同じように悩んでいる方、なんとかしたいと思っている方は、ぜひ参考になさってくださいね。

※多くの人の「ふつう」ができなかったわたしの話です。 一般的な方には、低レベル過ぎて参考にならないと思いますのでご注意ください。

                                                                                         
                                                                                         

行動するにはコツがある

以前のわたしは究極の面倒くさがりでした。

何をするのも面倒くさい、億劫、とにかくゴロゴロ・ダラダラしていたいという感じ。
(その代わりスイッチが入ると、別人のように動き回っていました。ですが、これは発達障害の過集中や軽躁状態によるもので、じぶんではコントロールできないものです)

これまでは、行動しなくてもなんとかなっていました。

けれども6年ほど前、これ以上どうしようもないというところまで行ったので、動かざるを得なくなりました。

とはいえ、今までの人生で能動的に行動したことはありません。行動するとはいっても、どうしたらいいのかよくわかりませんでした。

よくわからないので、どうしたらいいか考えるものの動けないことも多かったです。

それでも、よくわからないなりに行動してみた結果、ちょっとしたコツが見えてきました。

それは次の4つです。

  1. 考える前に動く
  2. まず1つやる
  3. 完璧を求めない
  4. とにかく自分を褒める

順番に説明していきます。

                                                                                         

考える前に動く

1つ目は、考える前に動く。

これは、わたしのように考え過ぎてしまう人に有効だと思います。

「行動しよう」と考えるのはいいのですが、

「じゃあ何をする?」
   ↓
「あれをして、これをして」
   ↓
「だとしたら、〜だし」
   ↓
「だったら、〜の方が」

このように、とにかく動く前にいろいろ考えてしまいます。

その結果、ちっとも動いていないのに、考え過ぎて疲れてしまいます。

これでは結局、何も行動していないのといっしょです。

だから、とにかく動く。
考える前に、体を動かしたり、立ち上がります。

まず1つやる

何か行動を起こそうとしたとき、その先に待ち受ける数々の行動を想像してしまいます。

たとえばテーブルの上の食器を洗いたいと思ったとき。

「食器を流しに運んで…」
   ↓
「その前に、洗い物カゴの食器を片づけて…」
   ↓
「食器はフキンで拭かなくちゃ…」

あれもこれも、それもこれもやらなくちゃ、、と頭の中がいっぱいになってきます。そして、やるべきことが多すぎる気がしてやる気がなくなります。

これは、考え方のクセです。

考えてしまうのはしかたのないことですが、「あ、また色々考えてるなー」と気づいたらそこで一呼吸。

また頭がグルグルと考え始める前に、1つでいいので行動します。

これを繰り返しているうちに、「まず1つやる」ができるようになってきます。

先ほどの例でいうと、
「洗いカゴの中の食器をフキンで拭く」、これだけでいいのです。

何か1つできたら、それでOKです。
「1つしかできない」ではなく、「まず1つできた」自分を褒めます。

たいてい、行動を始めると、そのあとの行動もついてきます。
食器を拭いたあとで、片づけたり、流しに運んだり、洗い物をしたくなったらすればいいのです。

自転車と同じで、最初だけちょっとパワーが要るのです。

あと、頭のグルグルが止まらなくなったら、書き出すのも1つ。

書き出してみると、やるべきことが意外と少ないことに気づいたり、スッキリします。
そうしたら、書き出した中から1つ行動してみるのがおすすめです。

                                                                                         

完璧を求めない

発達障害の特徴でもある、こだわり。
わたしは、このこだわりのせいで、とにかく完璧を求めがちです。

何をやるにしても「完璧でないと意味がない」くらいに思っていました。
白か黒か、0か100か。
とにかくハッキリさせたかったのです。

この考えは、長年わたしを苦しめていました。

白と黒の間には、グラデーションのグレーがあり、0と100の間には、たくさんの数字があります。

何事も、そう考えたほうが楽になると気づきました。

最初は、ハッキリしないことが気もち悪く感じます。それでも、割り切れないものを割り切ろうとして自分の首を締めるよりはマシだと考えました。

行動も同じです。

10やりたいことのうち、1しかできなくてもいいのです。
できなかったことではなく、できたことに目を向けます。

とにかく自分を褒める

今まで行動してこなかったのだから、なかなか行動できなくて当たり前です。
何か1つでもできたら、とにかく自分を褒めます。

そして、行動できなくても自分を責めないようにします。
行動しようと思った、それだけで十分です。
肯定ペンギン・コウペンちゃんのように「行動しようと思ったの? えら〜い!!」と、とにかく自分を褒めてください。

または「がんばり過ぎずに自分を休ませてあげて、えら〜い!!」とかもいいですね。

わたしは自分に厳しくし過ぎて、うつをこじらせてしまったと思っています。
そのため、小さなことでも自分を褒めるようにしています。

最後に

行動が大きな結果になるのは、少し時間がかかります。

わたしの場合、行動を始めて1〜2年で効果を感じ始めました。現在で6年ほど経ちますが、すこしずつ好転してきた実感があります。

もし、行動してみようかな?と思ったら、あせらずゆっくりと試してみてくださいね。

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