片づけられない悩み。
わたしもかつて、それはそれは本当にひどい汚部屋住人でした。
それがいまではすっきりと片づいた家で、気もちよく暮らしています。
片づいた家はとても快適です。
なぜ、どのように、汚部屋を脱出できたのかご説明します。
わたしの汚部屋のレベル
わたしの汚部屋は子どもの頃からです。
ノーマルな妹の部屋に比べ、いつもわたしの部屋は洋服やマンガが散乱し、机の上は教科書やノートが山になっていました。
ひとり暮らしになってからは部屋が地層になるのはもちろん、コンビニ弁当のゴミも部屋に溜まっていました。
テレビで汚部屋の人が映って、「ひぇ〜〜」と引く声や悲鳴が上がりますよね。
わたしの部屋も、他人が見ると悲鳴が上がるレベルでした。
他人に見せてはいけないものだという自覚はあったので、見せたことはないですが。
あるとき父と近所で会っていて「トイレを貸してほしい」と言われたのですが、「この部屋を見せると怒られる!」と思ったわたしは断りました。
いまだに父に「◯◯(わたしのこと)はトイレも貸してくれなかった」と何度も言わるエピソードです。
1年に何度か、これではいけないと意を決した片づけをするのですが、すぐに元の状態にもどりました。
夫といっしょに住むようになってからは、見かねた夫が食べもの系のゴミは捨ててくれました。
それでもモノは部屋のあちこちに散乱。
たまに片づけても、ぜんぜんすっきりしませんでした。
友人が遊びに来たことがあり、その日はめずらしくキレイに片づいた状態の日でした。
なのに、友人には「雑然とした部屋だねぇ」と言われてしまいました。
片づけられない。でもなんとかしたい
わたしが発達障害について知るきっかけになったのはある1冊の本です。
発売当時、とても話題になった「片づけられない女たち」です。
これを読み、「なるほどー」ととても納得しました。
片づける気もちがないわけではないのに、なぜかいつもうまくいかない。
脳のせいなのか、だらしがないからではなかったのかとすこし安心しました。
とはいえ、散らかった部屋は気もちのいいものではありません。
いつもいつも、部屋の中でモノがなくなって探しているし、視界がごちゃごちゃとして疲れます。
どうにかならないものか、なんとかしたいとずっと考えていました。