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認知行動療法の効果と実感 自分はダメだと思わなくなってきた

認知行動療法の効果と実感

先日、ある出来事がきっかけで、認知行動療法の効果と実感を感じることがありました。

「自分を変える」「なんとかする」と決意して7年余り。とにかく日々コツコツと実践していたことに意味はあったのだなぁと感じました。

今までの自分の生き方、やり方を変えるのには、とにかく時間がかかります。
なかなか先が見えずに挫けそうになることもあるかもしれません。
それでも続けていれば、少しずつ効果は現れます。

だからあきらめずに、できることを1つずつ続けてほしいと思ってこの記事を書きました。

どうか、読んでくださる方が少しでも生きやすくなりますように。

                                                                                         
                                                                                         

習い事での、ある指摘

わたしは、数年間続けている習い事があります。

ある日、そこで先生から指導を受けました。

「◯◯できてないよ」

それは、わたしが通った年月ならできていて当然の(と思われる)ことでした。

言われた瞬間、フリーズしました。

指摘されて考えたこと

わたしは思ってもいないことを言われると、プチパニックになってフリーズします。

そのため、今回も指摘された瞬間フリーズしました。

そして、いつもならここで「この数年何をやっていたんだろう。いまだにこんなこともできないなんて。あぁ、だから、やっぱりわたしはダメなんだ」と思っていました。(自分を否定する自動思考)

今回は、パニックのあとに自動思考が流れず、一瞬の空白がありました。そして直後に「数年間やっていたのに、まだできてないんだ…ウケる(ウケない)。じゃあ、できるまで何年かかってもやるしかないかー!」と思えていました。

そして、さらにそのあとに「あれ?いつもなら自分を否定する考えが浮かぶはずなのに、浮かぶどころか前向きな考えが浮かんだ」ということに気づきました。

いつもと違う考えに気づいた

先生に指摘されたあとフリーズし、そのあとに浮かんだ考え。

それが、いつもとは違う考えになっていることに気づいたのは、体の反応でした。

今までだと、

パニックで体が固まる
 ↓
否定する考えが流れ、体が萎縮して苦しくなる

というのが一連の流れだったのが、今回は、

パニックで体が固まる
 ↓
前向きな考えが流れ、ほっとして体がゆるむ

という反応を示しました。

今までだと、パニック(フリーズ)の後はいつも苦しくなっているので、体がそれに対応するために待ち構えていました。
そのため今回も、今までの経験から「苦しいのが来るぞ…」と待ち構えていたのに、体がゆるんだので肩透かしをくらったように感じたのです。

その違和感により、「今までとは違う思考になっている」ということに気づきました。

なぜ前向きに考えられるようになったのか

これはおそらく、日々の認知行動療法の積み重ねだと思います。

自分の自動思考に気づくたびに、
「今、自動思考が流れたな」と気づき、
 ↓
「その考えは正しいのか」と意識を捉え直し、
 ↓
「こういう考えもできるよね、ほんとうはこうありたいよね」と事実や自分の本音を認識しなおす

ということをひたすらやってきました。

そのため今回は、「やっぱり自分はダメだ」という自動思考ではなく、(一瞬の間があったものの)「できることをやるしかないか」という考えが浮かんだのかと思います。

少しずつ、自動思考が前向きになってきているかもしれないとうれしく感じました。

あと、ちょうど坂口恭平さんの「幸福人フー」を読んだばかりだったので、フーさんの考え方が乗り移っていたのかもしれません(笑)

(この本は、双極性障害の坂口恭平さんが奥様(フーさん)と一緒にいて、その考え方に触れるうちに少しずつラクになってきたという内容で、フーさんの考え方はとてもいいなと思っていたところでした)

認知行動療法は、日々の積み重ね

認知行動療法を続けてきて感じること。

それは、日々地道にコツコツとやるしかないということです。

なかなか結果が見えないので、続けるのはとても大変です。

わたしも以前は、何度も「やってられるか!」と感じ、お薬で手っ取り早く治したいと思っていました。

しかし、お薬ではどうにもならず、にっちもさっちもいかなくなりました。そして、「自分を変えないと」「なんとかしないと」と腹を括り、取り組んだ1つが認知行動療法です。

以前から少しずつ記事にしているように、最初は手応えがないのですが、続けているうちに少しずつ良い方に変わっていく実感が得られました。

そこからは、良くなるスピードも少しずつ上がっている気がします。

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なので、今、認知行動療法に取り組んでいる方やこれから取り組もうと思っている方は、どうかあせらずに少しずつ続けていただけたらと思います。

最後に

以上、習い事での出来事をきっかけに、考え方が前向きに変わっていることに気づき、認知行動療法の効果を実感したという話でした。

時間はかかりましたが、コツコツとできることを続けた結果、前向きに生きていけるようになってきました。(まだ、めちゃくちゃ落ち込むこともありますが)

どうか、以前のわたしのように生きづらさを抱えてしんどい方が、少しでも生きやすくなりますよう。何かのお役に立てれば幸いです🐰
お互いできることをやっていきましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

                                                                                         
                                                                                         
                                                                                         
うつ工夫、行動(療法)
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