先日、友人と会ったときに「自分」と「他人」についての話をしました。
他人とわかり合うためにはコミュニケーションが必要だけれども、そもそも自分自身を理解していないと自分のことを相手に伝えられないよねというようなことです。
これは、ここ数年のわたしの課題「うつをなんとかする」「自分を変える」にも通じます。
これらの課題を解決するために、現在の自分を理解するというのはとても重要なことだと感じるからです。
その友人との会話の中で、わたしが最近読んで役に立った本の話をしました。
詳しく教えてほしいと言ってもらったので、まとめます。
本のリンク(ボタン)をクリックすると、各ショッピングサイトに飛びます。いきなり購入してしまうことはないので、興味があればクリックしても大丈夫です。
「敏感過ぎる自分に困っています」
わたしがHSPという概念を知るきっかけになった本です。
わたしが生きづらいと感じていた原因が、ここにありそうだと感じました。
コミックエッセイなので、読みやすくわかりやすいです。
以前、この本の記事を書きました。
関連記事 >> 繊細すぎてつらかった。その理由はHSP?「敏感過ぎる自分に困っています」を読んで
「対人関係療法でなおす 双極性障害」
冒頭に書いたように、この数年は「うつをなんとかする」と考え行動してきました。
「『双極性障害』をなんとかする」ではなく、「『うつ』をなんとかする」です。
それは、わたしが双極性障害II型でありながら、軽躁状態を問題視していなかったからです。
この本は、うつだけではなく躁状態もセットで治療しなくてはいけないと教えてくれました。
関連記事 >> わたしがすべきことは「うつをなんとかする」ではなく、「双極性障害を理解する」こと
「対人関係療法でなおす うつ病」
1つ上の「対人関係療法でなおす 双極性障害」の補助的な本です。
上記の本には、対人関係療法についてはほとんど記載がないので、こちらを読みました。
対人関係を改善することで、うつの原因になりうる悩みも改善が期待できます。
そのための療法について書かれています。
時間はかかりそうですが、実践することでかなり効果はあると思います。
「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」
2016年のベストセラー、アドラー心理学についての本です。
「嫌われる勇気」と、その続編の「幸せになる勇気」です。
以前にも記事にしました。(商品の下にリンクを貼りました)
上で紹介した本「対人関係療法でなおす うつ病」の、対人関係療法についてすんなり受け入れられたのは、この2冊を読んでいたからだと思います。
アドラーは、「人生はシンプルであり、すべての悩みは対人関係の悩みである」と言っています。
全くもってその通りだなと思っていたので、対人関係療法でうつも良くなりそうだと感じました。
この2冊は、これからも人生に迷ったときに手に取りたい本です。
関連記事 >> 「嫌われる勇気 自己啓発の源流 アドラーの教え」を読んだ感想です
関連記事 >> 「嫌われる勇気」続編の「幸せになる勇気」を読んで。心の三角柱の話
「世界一やさしい問題解決の授業」
あるとき目にした、このツイート。
「コミュニケーションが苦手なんです・・・」という人には「世界一やさしい問題解決の授業」を読んだあとに「考える技術・書く技術」を読むだけで、結構な割合が解決しそうな気がしている・・・。
— けんすう@マンガサービスのアル (@kensuu) January 15, 2019
対人関係やコミュニケーションが苦手なので、「本を読んで解決するなら!」と読んだ本です。
「世界一やさしい」とあるように、小・中学生でも理解できるような内容です。
とてもわかりやすく書かれています。
しかし、あなどってはいけません。
書かれている内容は大人にも役立ちます。
問題解決のための基本的な考え方なので、自分の問題や悩みの解決に応用できます。
少しずつ実践できるようになれば、人生の問題や悩みは小さくなりそうです。
あと、個人的な感想としては、わたしはもっと人に相談したり、頼ったりする必要があるのだなと改めて感じました。
「考える技術・書く技術」
1つ上の本「世界一やさしい問題解決の授業」と一緒に紹介されていた本。
「世界一やさしい問題解決の授業」は、とても読みやすかったのですが、この本は難しかったです。
途中でギブアップしました。
入門編なども出ているようなので、そちらから読んでみようと思います。
そして、もう少し理解が進んだら、改めて読み直したいと思っています。
そして、人とコミュニケーションができるように…! なりたい…!
「自分の答えのつくりかた」
先に紹介した「世界一やさしい問題解決の授業」を読み、とてもいい本だなと思いました。
そして、著者の渡辺健介さんに興味を持ちました。
この本(「自分の答えのつくりかた Independent mind」)も渡辺健介さんの本です。
こちらも小・中学生向けですが、とても役立ちました。
(わたしの頭が、小・中学生レベルという気がしてきましたが…)
自分の考えに迷ったときに、立ち返りたいと思える基本の考え方です。
子どもの頃に、この本を読んで理解していれば、わたしの力になってくれただろうなと感じました。
もし、わたしに子どもがいたら、贈っていたと思います。
最後に
わたしが読んで役に立った本を8冊ご紹介しました。(1冊は読み切れていませんが)
どの本も、自分を理解することや、悩みや問題を解決するためのヒントになりました。
もし、ご自身にしっくりくるものがあれば読んでみてほしいです。
でも、とても良い本だからこそ、気をつけてほしいことがあります。
それは、「読んで全てが解決した」気もちになってしまうことです。
これは、わたしがよく陥るのですが、本はあくまでツールです。
「こういうふうに問題を解決したらいいんだな」と思ったら、次は日常生活でそれを活用する必要があります。
日々、本で学んだことを活用しながら、問題解決の力をつけ、その力をアップさせていくのです。
以前はよく、「本を読んだのに、目の前の問題が解決しないーーー!」と思っていましたが、そりゃあそうですね。
「少しずつ自分で解決する力を得るために」、この記事がお役に立てたらうれしいです。
関連記事 >> 10の知識より、1の行動