少し前から、わたしの住むマンションで大規模修繕が始まりました。
大変だとは聞いていましたが、思った以上にストレスです。
過敏さのある人や、HSPの人にとってはかなりキツイ状況だと思います。
特にわたしは、ほぼひきこもり状態で1日のほとんどを家で過ごしています。
安心できるはずの自宅に居るのがつらくなり、体調を崩してしまいました。
このままではまずいと感じ、対策を講じました。
この記事は、わたしの悩みとその対策方法についてです。
同じように悩んでいる方の参考になりましたら幸いです。
自宅を少しでも居心地良くして、快適に過ごしましょう。
暗さ対策
まず最初にやってきたのは、暗さ問題です。
足場を組み立て、その外側に幕を張っているため、部屋の中が暗くなりました。
さらに、常にカーテンを閉めるように言われています。
暗さはうつにとって大敵です。
薄暗い部屋をなんとかしなくてはなりません。
検索したところ、「窓にプチプチを貼る」というアイデアがありました。
実践したところ、確かにカーテンを閉めるよりは明るいです。
ただ、家の中からも外からも、なんとなく見えてしまうので、作業員さんがいるときはカーテンを閉めています。
また、電気は昼間でも全部点けていますが、それでも暗いときがあります。
そんなときは、目覚ましライトを寝室から持ってきて、全開にして点けます。
このライトは、去年の秋〜冬、朝に起きられなくなったときに買ったものです。
普段は目覚ましとして役立っていますが、昼間にも活躍してくれました。
関連記事:うつの改善に。目覚ましライト、フィリップスSmartSleep ウェイクアップライトについて
騒音対策
次に大変だったのが、騒音です。
足場を組むにも、タイルを張り替えるにも、それ以外にも、とにかく何かを削るような音と振動が続きます。
うるさくてイライラしますし、全く落ち着くことができません。
家でゆっくりリラックスしているはずが、1日の終わりにはストレスでぐったりです。
ちょっとした対策としては、イヤホンと耳栓です。
このイヤホンは耳に掛けて使う骨伝導タイプです。そのため、耳栓をしても音楽は聞こえます。(耳栓も付属していました)
ラジオや音楽を聞くことができる分、気分転換になりました。
関連記事:アフターショックスは、家事をしながら使える、痛くないイヤホンです
イヤーマフも使ってみましたが、音は多少軽減されるものの、振動をより感じてしまう気がして、わたしには合いませんでした。
ただ、騒音と振動については、イヤホンと耳栓だけではどうにもならないことも多く、近所の公園やカフェに避難することもありました。
人の気配対策
大規模修繕中は、たくさんの作業員さんがマンションを出入りします。
それ自体はまだいいのですが、ベランダでの作業時の気配が気になります。
ベランダ側の部屋は、わたしがふだんテレビを見たり、PC作業をするところです。
カーテンを閉めているとはいえ、窓1枚向こうに人がいるのはとても気になります。
(作業しながら愚痴や暴言を吐く人もいたので、正直、不快で怖かったです。)
人の気配対策は、ラジオを掛けたり、テレビを流して、外の音や気配を紛らわせるようにしました。
また、ベランダに接していない部屋で過ごしたり、外出するのも有効だと思います。
(愚痴や暴言に関しては、後ほどアンケートに記入しました。)
におい対策
他にも、においの問題もありました。
ペンキやシンナーのにおいなど、かなりの臭さに悩まされました。
これもくさいだけではなく、ずっと嗅いでいると体調を崩します。
対策としては、作業中は窓や換気口を閉める。…なのですが、閉めても匂ってくるので厄介です。
効果は微妙ですが、換気扇を回したり、マスクをして過ごしました。
そして、工事が終わったらすぐに窓を開けて換気しました。
こちらもやはり、いちばんの対策は外出することだと感じました。
または、空気清浄機などがあればいいかのもしれません。(使ったことがないのでわかりませんが)
換気対策
基本、工事の時間帯は窓を開けられません。
そのため、日中は、部屋の空気が澱みます。
なるべく、工事が始まる前と終わった後に換気します。
工事のない休日は、カーテンと窓を開け、開放感に浸ります。
すべてに共通する対策
以上のように、あらゆる方面からやってくるストレス。
ストレスという敵に立ち向かうためには、まず、敵を知らなくてはなりません。
大切なのは、工事のスケジュールを把握すること。
1日ごとの詳細なスケジュールをチェックして、その日にどんな影響がありそうかを前もって知っておきます。
そうすることで、少しは余裕を持って対応できます。
次に、外出して部屋から逃げること。
ひきこもり生活にとって外出は少しハードルが高いですが、そのハードルを軽く越えられるくらい家の中がストレスでした。
(スーパーに買い物に行ったとき、あまりにも家に帰りたくなくて、スーパーのベンチに長時間座って途方に暮れていたこともあります。完全に不審者です…)
ほんとうは、お金に余裕があれば仮住まいのアパートでも借りて避難したいところでした。
最後に
このように、1日の大半を家で過ごす人にとって、大規模修繕には様々なストレスがつきものです。
前もって工事のスケジュールを把握し、様々なアイテムを駆使して対策できるところは対策し、どうにもならないときは家の外へ避難です。
経済的に余裕のある方は、ぜひ近所に部屋などを借りられるのがいいと思います。
かなり長期間に渡る大規模修繕ですが、必ず終わりは来ますので、それまでなんとか知恵と工夫で乗り切っていきましょう。